バイクを3台以上格納できるバイク ガレージハウス
神戸市垂水区内の1mを超える高低差にある敷地。道路とフラットエリアをガレージと駐車スペース(外置き)にした ガレージハウス 。ガレージには3台以上のバイクを格納。 ファーサードは窓がないデザインで、外壁の一部にセメントを板状に薄く固めた素材を使用。ザラっとした質感とあえて残された白華現象により風合いのある雰囲気になっている。ガレージドアには金属製のオーバースライダードアを採用し、いいアクセントになっている。
ガレージ手前にはバイクを並べられ、メンテナンスも心置きなくできるようにガレージの壁には外壁材が採用され水にも強く、汚れた場合は洗い流すことができる。床には水勾配と排水口が付けられている。ガレージの奥にはフローリングを敷き、椅子やテーブルを置いて友人たちとバイクを見ながらゆっくりと話すことができるスペースに。
玄関はそのままガレージにつながっている。約1坪のシュークローゼットもあり、宅配ボックスや可動棚も床から天井の高さまであり、靴以外にメンテナンスグッズも置かれている。1階の奥には寝室と個室としても使用できる広さのウォークインクローゼットがある。
2階へ上がると天井の高さが3.7mある解放感があるLDK。広さは約16帖。道路側には目の高さには窓がないが、天井と壁の間にハイサイドライトがあり、視線は空へと向けていく。
また、奥にはバルコニーがあり光と風はしっかりと取り込むことができる。6段の階段を上がるとオープンスペースと洗面室と浴室がある。共にバルコニーに面しており、明るく風通しもいい。リネン室も併設されており、収納も確保。オープンスペースには作り付けのテーブルがあり、在宅ワークを含め作業に活用できる。
建物は一見、木造2階建てだが、1mほどの高低差をそのまま活かしてスキップフロアで一部が三層になっている。今回は、高低差の範囲によるが敷地を平らにする費用に比べ、スキップフロアを採用したほうが費用を抑えることができた。さらにおかげで視線に上下の動きが生まれて、空間に変化ができている。
外置きだと盗難、イタズラ、風による転倒、雨によるサビや劣化などカバーをつけていても気になるバイクだが、ガレージ内に納めることで心配事から開放されるだけでなく、時間、天候を気にせずメンテナンスをする楽しさも味わえ、ガレージライフがより充実するバイクのためのガレージハウスになった。
ガレージハウスを建てる際のポイントをまとめたコラム”ガレージ付きの家「 ガレージハウス 」って何?実例付きでメリットとデメリットをご紹介”はこちらから
「垂水のバイクガレージハウス」