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コラムColumn

【建築主の声】プロデューサーに相談することで安心して予算内でこだわりを実現。香芝のガレージハウス

「ありきたりではなく、日々の折々にふれて新たな喜びを味わえる家に住みたい。」

所在地/奈良県香芝市
敷地面積/130.0㎡(約66.3坪)
延床面積/111.4㎡(約53.5坪)
ビルトイン台数/1台
愛車/2009年式 MINI

 

せっかく家を建てるなら、自分のこだわりを思う存分に反映させたいもの。
しかし、どこからアクションを起こせばいいのか分からず不安な人も多いだろう。
資金計画、土地探しから建築家の選定、コストコントロールまで、
住まいづくりのすべてにわたりサポートしてくれるのが住宅プロデュース会社。
ガレージハウスづくりをプロデュース会社とともに成功させた実例を紹介しよう。

雑誌 ガレージのある家 vol.20 掲載
photo / Yohei SASAKURA(笹倉洋平) text / Kota-TAKEUCHI(竹内耕太) 


奈良県の静かな住宅街。完成して間もないO邸にお邪魔すると、黒ガルバリウムの大きなスクエアが端整な表情で出迎えてくれた。接道側に窓を設けずプライバシーを確保しながらも、むしろ客人を中へ誘うような優しい佇まいだ。オーバーヘッドドアを開くと、ガレージの中には愛車のMINIが収まっている。ガレージの壁や天井はブラックで統一されており、ライトアップするとさながらギャラリーのよう。廊下からは大きなガラス越しに愛車の姿を堪能することができ、もちろん、玄関からガレージへと屋内で直接アクセスが可能だ。
 
「最初は、クルマが雨風しのげれば……くらいに思っていたんです。ガレージハウスを建てると決めてから、クルマが見えるようなガレージがいいなと考え始めましたが、まさかこんなに良くなるとは思ってませんでした(笑)」
 
▲ 廊下とガレージの間は大きなガラス張りで、出かける時も、帰宅した時も、暮らしのかたわらにはいつも愛車が。ガレージの壁面には棚をあらかじめ用意。今はご主人が好みのレコードジャケットをディスプレイし、ギャラリー風の雰囲気を楽しんでいる
 
Oご夫妻がマイホームを本格的に検討し始めたのは、2009年の秋のこと。建築家との家づくりを漠然とイメージしていたものの、具体的なことはまったく分からなかったそうだ。建築家に依頼するとしたら、どんな人がいるのか?インターネットなどで調べていたら、たまたま見つけたのが住宅プロデュース会社『ザウス』のホームページだった。「じゃあ、とりあえず話を聞きに行ってみる?」と気軽に『ザウス大阪店』を訪れて相談したのだった。
 
▲ ガレージの壁と天井はブラックでまとめ、床は防塵クリア仕上げ。ガレージドアにはレムコ製オーバーヘッドドアを採用し、ガレージ内には排気のために換気扇も装備している。
 
登録建築家から3名を選び設計提案を受けられるコンペのシステムが好評な『ザウス』だが、豊富なガレージハウスの実績から、事例集のアルバムを見て好みの建築家を指名することもできる。Oさんの場合、本誌15号でも紹介している「宝塚のガレージハウス」がとても気に入り、それを手がけた建築家・田中いちろうさんにぜひ設計を依頼したいと、即断。
 
▲ リビング・ダイニングは天井を高くとり、上の窓から空への視線の抜けが心地よい。寝室に木製ブラインドを採用したことで、お気に入りの壁紙はさらに表情ゆたかに。
 
家づくりは知識ゼロからスタートのOご夫妻。そもそも自分たちの収入でどの程度のローンを組んで返済が可能なのかといった、具体的な予算の知識も皆無だったが、そこで相談相手として頼りになったのが『ザウス大阪店』の住宅プロデューサーだった。
 
▲ ダイニングのテーブルは以前のハイツ住まいの頃から使っているというご夫妻。明るすぎず、暗すぎず、ほどよい光の中でゆったりとした時間が流れる。
 
建て主の要望をかなえることを最優先に建築家や施工会社とのやりとりを代行し、予算全体のコントロールもきちんと行ってくれるのが住宅プロデューサー。Oさんは一からプロデューサーに相談し、無理のない予算の中ですべて収まるように依頼。余計なことに思い悩む必要なく、とんとん拍子にスムーズに、家づくりは進行したそうだ。
 
▲ 寝室にはスウェーデン・デコールメゾン社の大胆な壁紙を採用。戸を開け放し、リビングからの視線のアクセントとしている。
 
土地も一緒に探し、とても好条件な土地をすぐに見つけることができた。立地もよく、完成宅地だったため、余分な予算もかからない土地を紹介してもらい安心して購入を決めることができた。当初よりご主人の希望だったガレージと、奥様の希望だった大きめの収納を巧みに取りこんで、ついに理想のガレージハウスが完成した。
 
▲ 外部から適度に守られたエントランス。ドア脇のスリットから来訪者の気配を感じとることができる。
 
1階はライトアップされた愛車が眠るギャラリースペース、そして生活の主な舞台となる2階は天井を高くとり、光が生み出す陰影の繊細なうつろいを暮らしに取りこんでいる。この新居に引越して2週間、これから収納を使いやすくアレンジしたり、この空間によりマッチする家具をセレクトするなど、楽しみながら住みこなしていきたいと笑顔で語るOご夫妻。「できるだけ生活感を出さないで、ショップでご飯を食べているような感覚をもって過ごしていきたいですね」
 
ありきたりではなく、日々の折々にふれて新たな喜びを味わえる家に住みたい。そんな想いから注文住宅を選んだ建て主。住宅プロデュース会社をパートナーにして信頼できる建築家にめぐり合えたことで、居心地よいガレージハウスを賢く実現した好例といえるだろう。
 

ガレージハウスの施工例はこちらから

 

O様とは、土地探しから計画を始めさせて頂きました。お若いのですが、決断力のあるご夫婦で、土地の購入も即決でした。もともとデザインがお好きで、お持ちの家具もTECTAのダイニングテーブル等センスの良いものでした。建築家は弊社で最も多くガレージハウスを手掛けている、田中いちろうさん。提案されたプレゼンを大きく変えることなく、最終プランに至りました。デザインを愛する施主と建築家の共同作業で、素敵なガレージハウスが完成しました。

 

ここがお気に入り

ガレージはもちろん、ブラインドから壁紙への光の入り方。リビングの上の窓から見える空。洗面所も明るくて空がよく見えます。

 

ちょっと失敗

別のテイストにしていたらどんな感じになったのかな?と別の可能性はちょっと気になりますが、特に失敗というのはありません。

 

読者へのアドバイス

安心してプロデューサーにお任せして家を建てられました。分からないことがあれば気楽にザウスさんに相談してみては

 

所在地奈良県香芝市
竣工2010年9月
敷地面積130.00㎡(約39.3坪)
延床面積111.37m2(約33.8坪)
愛車2009年式 MINI
設計田中一郎建築事務所・田中いちろう
施工株式会社山本(安)工務店
プロデュースザウス株式会社・ザウス大阪店

 

ガレージのある家 vol.20 掲載

発行年月日:2010年11月11日
出版社名:株式会社ネコ・パブリッシング

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