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【建築主の声】「クルマ好き同士の課外活動が盛んで楽しいですね」生駒のガレージハウス・奈良

生駒のガレージハウス・奈良 外観

ひと時の付き合いに終わらない、プロデュース会社ザウスのサポート力。

所在地/奈良県生駒市
敷地面積/202.3m2(約61.2坪)
延床面積/109.1m2(約33.0坪)
ガレージ面積/24.6m2(約7.4坪)
愛車(取材時)/1995年ランチア・デルタ、ハーレー・ナイトロッド、 ドラッグスター・ロードクィーン
ビルトイン台数/クルマ1台、バイク2台

 

多くのプロフェッショナルの力を結集して家はできる。
だが、めでたく竣工を迎え、暮らし始めてからも、
そういったプロフェッショナルの手を借りることは意外とあるものだ。
実際に使ってみて初めて直面する問題は、その家での生活が始まっているだけに、
新築時よりも迅速かつ的確に対応する必要がある。
ここでは、ザウスのプロデュースによってガレージハウス建築を実現し、
その後の数年が経過したふたつのお宅のオーナーに改めて話を伺い、
竣工後のプロデュース会社の存在意義について確認してみることにした。

雑誌 ガレージのある家 vol.37 掲載
text / Shunsuke OHBUCHI(大渕俊輔) photo / Kazushi HIRANO(平野和司)一部編集部


▲ ガルバリウム部分に変化はないが、オイルステイン処理が施された杉材がほどよい経年変化を見せ始めているS邸の外観。月日が経つにつれて変わる表情は、今後も道行く人を楽しませていくことだろう。
 

1 軒目の奈良県・S邸は、愛車のランチア・デルタと2 台のバイクを入れることを想定して設計されたガレージハウスで、ザウスのプロデューサー、建築家の田中いちろう氏のサポートを受けて完成した。

生駒のガレージハウス・奈良 ガレージ内
▲ 唯一といってもいい変化が、ガレージドアにかけられたオリジナルのバナーだ。デザイン関係の仕事をしているSさんのお兄さんと共同で製作したものだそうで、壁面色ともコーディネートされている。
 

竣工の前後、2007 年に本誌でご紹介して以来、9 年ぶりの取材となったわけだが、ご覧の通り、見た目に大きな変化は感じられない。それもそのはず、Sさんにこの9 年を振り返ってもらったところ、「打ち合わせ時に疑問点や不安をしっかり確認できたこともあって、とても暮らしやすい家だと実感しています。居間から愛車を眺めたいという希望はもちろんのこと、バイクを出し入れするための導線をクルマと別に設定してくれたことが、思いのほか便利でしたね」と、大満足のご様子。目に見える変化はガレージドアの内側にオリジナルのバナーを製作して取り付けたくらい、というほど変わらぬ景観を維持している。

生駒のガレージハウス・奈良 ガレージ奥
▲ 暮らし始めて実感したというのが、家の側面に設けられたバイク専用の出入り口。ご夫婦揃って大型バイクを愛用するだけに、日々の使い勝手は重要だ。こういったアイデアは経験豊富な同社ならではと言えるだろう。
 
▲ 当初よりの要望だったリビングからの眺めも、小物が増えた以外変化はない。昼夜を問わずより愛車が鮮明に見えるように、低反射フィルムの施工を検討しているのだとか。
 

その分、というわけではないが、家以外でのお付き合いが広がっているようで、「ザウスさんが施主交流会やバーベキュー大会、バイクツーリングなどを定期的に企画してくれるので、ほかの施主さんとも仲良くさせてもらっています。田中さんもイベントなどの情報を教えてくださるなど、クルマ好き同士の課外活動が盛んで楽しいですね」とのこと。
「居間とガレージを隔てるガラスに低反射フィルムを貼って、もっとクルマを見やすくしたい」といった、今後の展望も語ってくれたSさん。今後もこの環境を維持しつつ、ご夫婦での趣味生活を満喫していくに違いない。

生駒のガレージハウス・奈良2016 和室
▲ 長年の趣味である琴を弾くためのモダンな和室では、今日も奥様が美しい音色を奏でているに違いない。
 
 

 

所在地奈良県生駒市
竣工2007年8月
敷地面積202.3m2(約61.2坪)
延床面積109.1m2(約33.0坪)
ガレージ面積24.6m2(約7.5坪)
愛車(取材時)1995年ランチア・デルタ
ハーレー・ナイトロッド
ドラッグスター・ロードクィーン
設計田中一郎
施工建築工房アクトホームズ
プロデュースザウス株式会社
 

ガレージのある家 vol.37 掲載
雑誌ガレージのある家 vol.37表紙
発行年月日:2016年11月19日
出版社名:株式会社ネコ・パブリッシング

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